2021/05/04
あなたはなぜ費用を掛けて、お店を作ろうとしているのでしょうか。
その前提として必ずどの業種にも当てはまる条件がひとつあります。
それは、"お客さんに来てもらう"ということです。
お店があってもお客さんに来てもらえなければそこはただの空間です。
つまりお客さんが来て初めてお店としての役割を果たします。
数多くのライバルがいる中で、あなたのお店が選ばれるにはどのようなお店を作りを行えばよいのか、
店舗デザインと集客の関係性を交えながら考えてみたいと思います。
まず店舗を構成する要素として飲食店を例に例えると、
・料理
・接客
・値段
・スピード
・雰囲気
というふうに様々な要素があります。
お客さんがあなたのお店を選ぶ際に、
高評価な要素が多ければ多いほど来店率は増えていきます。
気に入られるお店の理由として例えば…
・ここでしか食べれないメニューがある店
・元気をもらえる店長がいる店
・量が多いのにリーズナブルな店
・注文をしたらすぐに出てくる店
・おしゃれで居心地がいい店
というふうにそれぞれ理由があります。
その中でもおしゃれで居心地がいいという理由でお店を選ぶ人がいるように空間を重視する顧客層に向けて、心を掴むような空間を演出をすることが店舗デザインにおいて重要になってきます。
今の世の中はインスタグラムやFacebookなどのSNSの普及により、
"写真"が多く投稿され多くの人が自由にその投稿を見ることが出来ます。
どこかのお店の商品であったり、お店の写真を見かける機会も圧倒的に増えたと思います。
つまりお客さんにSNSであなたのお店であったり、商品などを投稿をしてもらえることで、多くの人に宣伝してくれているということになります。
しかも無料で。
そして投稿写真を見た人は、写真という1枚の情報の中からそのお店の雰囲気を読み取ります。
写真に写る空間が注目される空間であれば、
その写真を見た人達は、"どこのお店なんだろう?どんな商品があるんだろう?"というふうに興味が湧き、そのお店について調べ、
今週末行ってみよう!と顧客に繋がる可能性が高まります。
どこにでもあるようなものを見て、写真を撮ろう!とは思いにくく、
斬新で他にはないようなものを見た時にカメラを取り出すでしょう。
つまり店舗デザインにおいては、
お客さんが来店した時に、写真を撮りたくなるような空間にすることで、多くの人に知ってもらえるきっかけとなるようにデザインすることがポイントとなってきます。
私自身も先日ニューヨークへ行った際、カフェを探す時にインスタグラムでブルックリンのカフェを検索しました。
すると数多くのカフェの写真や情報が出てきて、その中から好みのカフェを見つけ、実際に辿りつくことができました。
このように実際にSNSやインターネットを見て、その投稿に載っていたお店に行ったことがある人も少なくはないでしょう。
先にお店の情報を把握した上で来店するというように
近頃は、なにかを行う前にリサーチしてから
実際に行動するという流れが定着しつつあります。
その為、しっかりとしたお店づくりを行うことで、
お店の情報があらゆる人の手元に渡り、次の顧客に繋がるということも意識する必要があるでしょう。
またお店を出すには、多くの費用が掛かります。
せっかく費用を掛けてお店を作るのであれば、あそこにおしゃれなお店が出来た!と、勝手に口コミが広まっていくような話題性の高い店舗づくりを行い来店率を増加させると同時に気に入ってもらうことで、
リピート率を高め、継続的利益を上げていく流れを作るのが理想的です。
そしてお店を出す際に、ライバルに差をつける方法として重要なのが
明確なブランディングを行うことです。
つまりあなたにしかない個性を出して、その個性を生かして
誰にどのようなブランド(お店)として認知、来店してもらいたいのか細かく設定することです。
その個性を店舗にも反映させ、特徴的な色や形、素材等を織り交ぜ、他にはないオリジナルの空間を作ることが好まれるお店になる重要なポイントです。
オリジナル性の高い空間を提供することで、
お店のブランド力を上げ、競合との差をつけ多くの人に認知してもらうようなお店づくりを行うことが、店舗デザインにおいて重要と考えています。